こんにちは!ワイロです。
今回は、映画『ゆりかごを揺らす手』の感想を書いていきます。
かなりの良作なので、是非ご覧ください!
作品情報
1992年 / アメリカ / 110分
監督 カーティス・ハンソン
出演 レベッカ・デモーネイ
アナベラ・シオラ
ジュリアン・ムーア
製作費 1170万ドル
興行収入 8800万ドル
あらすじ
2人目の子供を妊娠したクレアは産婦人科医のモットの診察を受けるが、彼は診察するふりをしてクレアをはだけさせ、体を触るわいせつ行為をはたらく。
クレアはその事を知った夫マイケルに薦められてモットを告訴。すると、他にも彼に被害を受けたとする女性が続出して大事件となり、追い詰められたモットは自殺した。それを知ったモットの妻は保険を全て没収されたうえ、ショックで流産、子供が産めない体となってしまい、クレア一家に復讐を誓う。
6か月後、モットの妻はペイトンというベビーシッターとしてクレアの家に入り込み、復讐を開始する。
ネタバレ感想
面白い!
産婦人科での診察中にわいせつ行為をされた女性が、その医師を訴えた為、医師は自殺。そのショックで医師の妻が流産。妻は訴えた女性に復讐する為、乳母としてその家に侵入するって話。
「あらすじの時点で面白いけどつまらない作品」ってのは多いですが、ちゃんと面白いですよね。久々の良作でした!
是非ご覧ください!
良い点
- 脚本から面白すぎる
- クレアは近接戦が強すぎ
- エマが有能
- クライマックスのバトル
悪い点
- ペイトンは詰めが甘すぎる
- もう少し家族の時間を作ろう
説明していきます。
良い点
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脚本から面白すぎる
面白いですよね。ストーリーは前述の通りなんですが、悪役のペイトンにも少し共感でき、主人公に少しイライラする描写を挟み込んでくるので、ペイトンを応援したくもなるし、クレアも応援したくなる。
夫に非があるとはいえ、夫を自殺に追い込んだのはクレア。しかも、そのせいで自分の赤ちゃんまで失った。さらに、赤ちゃんを失って悲しみに打ちひしがれている時に、クレアの顔と夫の顔がテレビに出てくる。そりゃ復讐するよね。夫と赤ちゃんを失ったショックを復讐することで忘れる。だからってあそこまですることはないと思うけど、ペイトンも可哀想だと思いました。
逆に、ペイトン主人公でやっても面白いと思います。ただ、それだとペイトンに非がありすぎるので、夫は殺されたとかね。
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クレアは近接戦が強すぎ
強すぎ笑
パンチで大人の女性を1mくらい吹っ飛ばす笑
あれはメチャクチャ笑えた。
てか、アーリーンを殺されたり、自分の赤ちゃんに乳を飲ませたり、ソロモンを悪党に仕立て上げたりしたのに、パンチだけで終わらせるって凄いよね。普通に半殺しになるくらい殴っても良かったと思う。(それだと話が続かなくなるけど、血だらけでもなお復讐しようとすると怖さが増すと思う)
さらに、クライマックスのバトルでの、馬乗りからの頭部強打。強すぎて笑えます。ストレスが加わるとすぐに喘息になるくらい弱かったのに、この変わり様。マイケルがやられたから吹っ切れたのでしょうか?
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エマが有能
有能ですね。
ジョーの居場所を教えると見せかけて、ペイトンを部屋に閉じ込める。そして、ジョーの偽の泣き声を聞かせることによりペイトンを巻く。さらに、クレアがペイトンにやられそうになるところを助ける。
下手したらマイケルより有能なのでは?
「秘密クラブ」で仲良くなっていたのでどうなるかと思いましたが、結局は子供が一番分かっているという事です。
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クライマックスのバトル
- ペイトンとクレアの武器対決
- 喘息でクレアがギブ
- ペイトンはジョーを取ろうとソロモンの元へ
- クレアがペイトンを突き飛ばして馬乗りに
- ペイトンが逃げてクレアを殺そうとするところをソロモンが助ける
- ソロモンが殴られているので、クレアがタックルをして窓から落とす
面白すぎ。
ただの肉弾戦だけですが、今まであれだけ弱かったクレアがタックルしたり、ナイフを振り回したりする事で、かなり面白いバトルとなっています。ラストの窓から転げ落ちるのもグッド。
悪い点
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ペイトンは詰めが甘すぎる
詰め甘すぎ。
しっかりしていたらラストは変わったのに。
- 赤ちゃん用の子守唄のあれをあげる
- 子供部屋の模様替えをする
- トイレで騒ぎまくる
- ジョーに乳を飲ます
- 面接中に足を組む
この辺、詰めが甘すぎる。
まぁ、ペイトンが完璧すぎたら話にならないけど。
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もう少し家族の時間を作ろう
簡単に家族のことを疑いすぎでしょ。
仕事が忙しくてあまり時間を取れないのかもしれないけど、もう少し家族の時間を作ったらあんなことにはならなかったと思う。
まぁ、時間があったら乳母なんて頼まないか。
疑問点と考察
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マイケルはどうなった?
ラスト、ソロモンがジョーを抱いて終わるんですけど、マイケルはどうなったの?
足の骨を折って動けなくなったマイケルは?
クレアの夫なんですが?
ラストくらい、家族が集まっているところを見たかったですね。
キャスト
- レベッカ・デモーネイ(ペイトン役)
暴走機関車
ジェシカ・ジョーンズ
など
- アナベラ・シオラ(クレア役)
コップランド
など
- ジュリアン・ムーア(アーリーン役)
ネクスト
フライトゲーム
など
- マット・マッコイ(マイケル役)
ゆりかごを揺らす手
など
- アーニー・ハドソン(ソロモン役)
ゴーストバスターズ
特攻野郎Aチーム
など
最後に
ペイトンの詰めの甘さなどに疑問が残りますが、かなり面白い作品です。
是非ご覧ください!
ではまた次回!
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