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【スターウォーズ】帝国の後継者 上巻 あらすじネタバレ感想考察 小説の入り口としてオススメ!

こんにちは!ワイロです。

 

今回は、スターウォーズのスピンオフ本『帝国の後継者』上巻の感想を書いていきます。

事前知識が必要ないので、小説の入り口としてオススメですよ!

 

ちなみに、この本は「レジェンズ」と言って、非正史の本です。

(要するに、映画本編とはなんら関係は無い作品です。正史と混同しないようにお願いします。)

 

スター・ウォーズ 帝国の後継者 上 (講談社文庫)

スター・ウォーズ 帝国の後継者 上 (講談社文庫)

 

 

 

帝国の後継者の作品情報

1992年(オリジナル) 2019年(新訳版)

著者 ティモシイ・ザーン

講談社文庫

 

今回読んだのは2019年に出版された新訳版の方です。

(1992年の方だと思って図書館で借りたのですが、まさかの2019年の方でした。図書館ってすごい!)

 

内容

正史では『反乱者たち』に出てくる「スローン大提督」が初登場した作品です。

『ジェダイの帰還』のあとのルークたち新共和国とスローン率いる帝国軍の残党の戦いを描いています。

 

帝国の後継者上巻のネタバレあらすじ

ざっくりあらすじ

『ジェダイの帰還』後の銀河での新共和国と帝国軍の戦い 

 

1章

スローンがエロミンの艦隊を倒す

 

2章

ルークとレイアの状況説明

 

3章

帝国軍がイサラミリを捕まえる

 

4章

ジェダイマスター「ジョラース・シボース」がスローンの仲間に

 

5章

評議会のあとレイアたちが外交任務に行く準備をする

 

6章

新共和国に加えたい惑星にルーク、レイア、ハンが行く。敵に囲まれる

 

7章

敵と戦ってコルサントに戻る

 

8章

キメラで会議、コルサントで会議

 

9章

スローンが反乱軍基地を攻撃

ハン、レイアはプファッシュで外交任務に

ルークはダゴバヘダークジェダイを探しに

 

10章

外交中に襲われる

ハン、レイアは新共和国から一時的に離れるため、ランドのもとへ

 

11章

ルーク、ダゴバでダークジェダイの物と見られる電子機器を見つける

これが何なのか教えてもらうためランドのもとへ

 

12章

ランドの星でルーク、レイア、ハンが再会

スターデストロイヤーが来る

 

13章

ランドの星での戦い

シボースがルークと脳内会話

 

14章

ルーク、シボースを探すためマジョークに行く

レイア、チューイは隠れるためにキャッシークへ

ハン、ランドはレイアの居場所を偽造するために銀河中を飛び回る

 

15章

ハン、ランドは銀河中を飛び回りつつ、タロン・カードを探す

スローンは事故を装いルークを殺すことに

 

16章

スローンとルークが宇宙船を繰り広げる

ルークは間一髪逃げるが、スローンはそれを犯罪組織に追わせる

 

17章

レイアはキャッシークへ

キャッシークでノーグリ(スローンの部下)と遭遇

 

ネタバレ感想 コアなファン向けだけど超面白い!

まだ上巻ですが、非常に楽しめました!

なんと言っても、私が大好きなスローン大提督の活躍を存分にみられますし、『ジェダイの帰還』のあとのルークたちの様子も分かる!(非正史ですが)

さらにさらに、まぁまぁコアなスターウォーズファンの私でも知らない小ネタやスターウォーズ世界の技術が山ほどあるんですよ!

メッチャ面白いです。

映画以外の事前知識はいらないので、是非ご覧ください!

 

良い点

  • 宇宙戦の見方が変わった

今までは、宇宙戦での勝敗は単に「パイロットの腕とファイターの数」 によるものだと思っていましたが、「部隊を指揮する司令官の腕、そしてそれを遂行するパイロットの腕」によるものなんですよね。

ファイターの数などでは圧倒的に負けていても、司令官(スローン)がメチャクチャ賢いから勝てている場面などもありました。

他にも、その惑星、星系の特徴に合わせた戦い方、敵が出せる手を一つだけに絞らせ、それに有利な布陣で行くなど、かなり奥が深いです。(将棋とかチェスみたい)

映画では司令官同士の戦いなどはあまり描かれないので、こういう細かいポイントが楽しめてよかったです。

 

  • レイアのジェダイトレーニングの様子が見られる

ジェダイが一人いるかいないかで戦局が一変するので、素質がある人を育成するのは当然ですが、まさかレイアをジェダイにするとは思いませんでしたね。

まだ訓練中で一人前のジェダイには程遠いようですが、フォースを使ってルークと会話をしたり、かなり強くなっているようです。

 

  • スローン大提督について理解できる

『反乱者たち』を観て一目惚れしてしまった「スローン大提督」ですが、敵役が彼ということもあり、かなり登場時間が長いです。

よって、彼の性格やボスとしての腕、外交の腕、頭の良さを存分に堪能できます。

もうね、ヴェイダー以外の敵役では一番好きな「スローン」をこんなにも観られるなんて最高の一言ですよ。

私の期待通り、メチャクチャ頭が良いですし、人の使い方が上手い。

観ていて惚れ惚れするくらいでしたよ。

 

  • 本編で明らかにならなかった謎が明かされる

映画本編では明らかにならなかった謎が明らかになります。

具体的には、ヨーダはなぜジェダイなのに粛清されなかったのか。

詳しくは後述します。

 

  • ローグ中隊が出てくる

『ローグワン』のローグワン中隊が元ネタだと思われる、『帝国の逆襲』にも出てきた「ローグ中隊」が出てくるんですよ。

惜しくも亡くなった仲間たちの想いが、ここで活きてくるのは本当に感動しますね。 

 

悪い点

  • 難しい軍隊用語やスターウォーズ内の機械の名前が何の説明もなしに出てくる 

まぁ、何となく文脈とかで分かるので良いんですが、聞いたこともない軍隊用語だとか、スターウォーズ世界独自の機械の名前とかが、一つも説明されずに登場するんですよ。

文脈とかである程度分かりますし、話を理解するのに必要なわけではないですが、やっぱり私は細いところまで楽しみたいので、説明はつけて欲しかったですね。

説明がないので、戦闘シーンや惑星の状況を頭の中で組み立てるのが非常に億劫でした。(まぁ、小説あるあるではあるが)

 

新たに分かった事

  • フォースを使って色々なことができる 

フォースは、物体を動かす、衝撃波を出す、敵の考えを変える、などしかできないと思っていましたが、体を触ったり、敵の意思を読んだりもできるんですね。

敵の意思を読める事は知っていましたが、あそこまで詳細に読めるとは思いませんでした。

それと、フォースで体を触るやつですが、兄弟同士の仲なので許されるのかもしれませんが、フォースを使って体を触るとかキモすぎますよね。

いくらルークで、妹にやっているといってもあれはキモい。

(あくまでレジェンズの設定です。) 

 

  • 霊体のまま現実世界に居続けるのではなく、最終的には天国(?)に行ってしまう

クワイ=ガン・ジン、オビ=ワン、ヨーダ、アナキンなどは死んだ後に霊体になり、その後も銀河に居続けましたが、ずっと居るのではなく、いつかは行ってしまう日が来るそうです。

今作でも、ベン・ケノービが天国に行っていましたね。

しかし、このまま歴戦の霊体ジェダイたちが天国に行ってしまい、その後、超強力なシスが現れたらルークたちはキツイですよね。

まぁ、オビワンのことですから、天国からもフォースで話しかけてきそうですが。

(あくまでレジェンズ)

 

  • フォースを押し返せるクリーチャーが存在する

イサラミリというクリーチャーは、フォースを跳ね返す能力を持っています。

つまり、大量のイサラミリを自分の周りに置いておけば、ジェダイ、シスからのフォースでの干渉はなくなるということ。

そんなに大量には持っていけないかもしれませんが、クローン全員にイサラミリを持たせ、ジェダイの援護をしつつ、敵のシスのフォースを無効にしたら超強いですよね。

まぁ、味方のジェダイのフォースも無効にしちゃうかもしれませんが。

(あくまでレジェンズ)

 

  • ジェダイにはライトセーバーを持たないものもいた

ほとんどのジェダイはライトセーバーを所持していましたが、中には持たない者もいたそうです。

ジェダイの任務は外交などでの平和維持ですが、ライトセーバーを持たずしてどうやって平和維持活動をするのでしょうね?

フォースとか?

(あくまでレジェンズ)

 

  • ヴェイダーは部下が提案した物が採用されると不機嫌になるが、スローンは構わない

ヴェイダーちゃんは部下が提案した物が採用されてしまうと不機嫌になるんですね笑

可愛い笑

 

そして、スローンは自分の案よりも良い物であれば、不機嫌になったりはしないそうです。

単純な個の強さでは、ヴェイダーに軍配が上がりますが、人を指揮する力、利用する力ではスローンの方が強いですね。

(あくまでレジェンズ)

 

  • ヨーダが粛清されなかった理由

オーダー66で取り逃したジェダイも、「尋問官」やヴェイダー卿に倒されましたが、ヨーダだけは最後まで生きていましたよね。

私は、ヨーダが強すぎるからかと思っていましたが、実際は、「ヨーダとダークジェダイが戦ったのでダゴバには、ダークサイドに満ちた洞窟がある。そのダークサイドのおかげで、ヨーダのフォースを隠すことができ、帝国から隠れられた」そうです。

『帝国の逆襲』で出てきた「ダークサイドの強い洞窟」は、ヨーダとダークジェダイが戦ったから出来たんですね!長年の疑問が解消されました。

そして、そのダークサイドの強さのおかげでヨーダは隠れられた。

確かに、ダークサイドがあるところにジェダイが居るわけが無いですから、理にかなっていますね。

スターウォーズってすごい。

(あくまでレジェンズですが、ep6以前の話なので、私はこれを正史と見ても良いと思っています。)

 

  • スローンも失敗した部下を殺す

まさかの笑

『反乱者たち』では、失敗した部下にキレた瞬間、「まぁ良い。凡人は芸術に興味がないのを忘れていた」的な事を言って特に罰したりはしなかったのですが、レジェンズでは普通に殺すんですね。

人間を支配、利用、従わせるのが得意な人で、無意味に殺したりはしないと思っていたので、少し驚きました。

(あくまでレジェンズ)

 

  • ジェダイはハイパースペース航行中に冬眠する

20光年くらいの長旅になると、その間に冬眠をするらしいです。

Xウィングの中は一歩も動けなくて退屈でしょうから、当然っちゃ当然ですね。

ただ、冬眠できるってことは、古代のシス卿、ジェダイたちが現代でも冬眠中ってこともあり得ますよね

まぁ、シスには二人の掟があるのであり得ませんが、ジェダイがこれをやっているとしたら、最後のジェダイが死んだ後にもジェダイを復興することが出来ますよね。

なので、優秀なジェダイのクローンを作って、一人前になった瞬間に冬眠させて、ジェダイがピンチになったときに解凍させたら最強なのでは?

訓練とかが大変そうですが、面白そうですよね。

(あくまでレジェンズ。ただ、正史にもカーボナイト冷凍があるので、やろうと思えば出来るのでは?)

 

  • ウーキーには鉤爪(かぎづめ)がある

樹上生物なので、鉤爪がついているらしいです。

使っているところを見てみたい。

(あくまでレジェンズ)

 

  • ウーキーが住んでいるのは一本の木の上

ウーキーたちが住んでいる家は一本の木らしいです。

あんなにでかい木ができるのは、「2つの根が1つになり、その後全方向に伸びるから」らしいです。

(あくまでレジェンズだけど、正史も多分一緒)

 

キャラクター紹介

  • ルーク・スカイウォーカー

最後のジェダイで、反乱軍の英雄。のはずだが、新共和国内での地位があるようには思えなかった。

今回はラスト、Xウィングの故障により何もない惑星に出てしまったが助かるのか?

 

  • レイア・オーガナ・ソロ

新共和国の外交官で、ジェダイトレーニング中だが、優秀な外交官が他にいないため、トレーニングが進んでいない。お腹に二人の子供がいる。いつかジェダイになったら面白いですね。

オーガナの後にソロと付くのが新鮮。

 

  • ハン・ソロ

反乱軍の英雄で、新共和国では評議会にも出席。レイアと結婚していて、彼女のお腹には二人の子供がいる。映画と何ら変わりないです笑

 

  • チューイ

ハンの相棒。いつも通り、ハンたちがピンチになると来てくれる。今作では、故郷のキャッシークに帰った。

 

  • スローン大提督

帝国の残党のボス。メチャクチャ頭が良くてカッコ良い。新共和国を殲滅し、再び帝国を繁栄させるのが夢。ジェダイマスターですら配下にある。

 

  • ウェッジ

反乱軍の英雄で、ルークたちの戦友。物わかりがよく、人望があるので、ハンたちにパシられている。 頼りにされている。

 

  • アクバー提督

新共和国軍の最高司令官。「これは罠だ!」とか言う可愛いキャラクターだと思っていたが、結構評議会では毒舌だし、ハンたちの事を考えられていない。ルークたち以外では唯一信頼できるので、頑張って欲しいところ。

 

  • ジョーラース・シボース

昔のジェダイマスターのクローン。スローンと組んでルーク、レイア、お腹の子供を手に入れようとしている。だが、スローンに裏切られる可能性大。 

(てか、クローンってことは、さっき言ったジェダイクローン計画は実現可能なのでは?)

 

  • タロン・カード

密輸組織のボス。帝国と新共和国どちらにもついていない。彼ら密輸組織の存在が、この戦いの鍵になりそう。

 

  • ベン・ケノービ

ルークのマスターで、私が一番好きなジェダイ。冒頭で天国に行ってしまった。

 

  • ヨーダ

ジェダイのグランドマスターでルークの師匠。

ルークがダゴバに行ったときに、霊体で現れなかったと言うことは、すでに天国に行ってしまったのか?

ルークが恐怖に取り憑かれた時は、「ジェダイには平穏のみがある」などと励ましてくれる。

 

  • ランド

反乱軍の英雄で、実業家。ベスピンは捨てて(?)、新しい事業を起こしたらしい。

犯罪組織とのコネがあるので、ハンたちに良いように使われている。頼られている。

 

  • R2-D2

ルークの相棒のアストロメク・ドロイド。非常に優秀だが、口が悪く、ルークにも結構文句を言う。だが、私たちには「ビービー」としか聞こえないので可愛い。

 

  • C-3PO

700万の言葉を話せるプロトコル・ドロイド。今作では、声紋をレイアのものに変えられた。残念ながら、あまり登場しない。

 

用語解説

  • ダークジェダイ

ダークサイドの力を使うジェダイのことです。

ジェダイからダークジェダイたちが抜け、彼らがシスを作りました。

 

帝国の後継者 上巻のまとめ 小説の入り口としてオススメです

知らない情報がたくさんあって、とても楽しめました。

 

この小説を読むための事前知識は映画だけで十分なので、スターウォーズ小説の入り口として非常におすすめな作品です。(私も今回初めてスターウォーズ小説を読みました)

 

是非ご覧ください!

 

帝国の後継者上巻 

 

 反乱者たちでも、スローン大提督の活躍を観られます

 

白い軍服が最高にカッコ良い

 

ではまた次回!

 

下巻の感想 

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 スカイウォーカーの夜明けの感想

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