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【スターウォーズ】暗黒の艦隊 上巻 あらすじネタバレ感想考察 カタナ艦隊の設定が面白い!

こんにちは!ワイロです。

 

今回は、スターウォーズのスピンオフ小説『暗黒の艦隊』上巻の感想を書いていきます。

 

以前書いた『帝国の後継者』の続編で、スローン三部作の2作目となっています。

例によって、この本は非正史(レジェンズ)なので、ここでの設定が正史(カノン)での設定と一緒ではない可能性もあります。

 

スター・ウォーズ 暗黒の艦隊 上 (講談社文庫)

スター・ウォーズ 暗黒の艦隊 上 (講談社文庫)

 

 

 

暗黒の艦隊の作品情報

1993年(オリジナル版)2019年(新訳版)

著者 ティモシイ・ザーン

講談社文庫

今回読んだのは、新訳版の方です。

  

暗黒の艦隊上巻のネタバレあらすじ

ざっくりあらすじ

『帝国の後継者』の後の帝国と新共和国の戦い 

 

1章

スローンはタロン・カードの家を攻撃

カードは逃げる

 

2章

スルイス・ヴァンでルーク、ランドは船泥棒と戦って、その後取引をする 

 

3章

ハン、レイアは評議会に出席し、スルイス・ヴァンでの戦いの証言をする

その後、失脚しそうなアクバーの家に訪問

 

4章

ルーク、ハン、ランドはフェイリャについて調べるため、彼の故郷へ

レイア、チューイはノーグリに会うため彼らの星へ

 

5章

マラ、カードは新しい隠れ家で賞金稼ぎに襲われたため、脱出する

 

6章

スローンはカードを探す

ノーグリに暗殺を命じるため会合地点へ

 

7章

ハン、ルーク、ランドはイリックに到着

ハンは捕まる

 

8章

ハン、ルーク、ランドはイリックから脱出

ハン、ランドは「司令官」の元へ

ルークはジョマークへ

 

9章

カバラク、レイア、チューイはノーグリの星へ

スローンもこの星にいたので、追われることに

 

 10章

スローンとカバラクの対面

スローンはカバラクを監視することに

  

11章

ハン、ランドは司令官に会う

スローンはドレッドノートを手に入れるよう指示を出す

カバラクの嘘がスローンにばれる

 

12章

メイトラクとレイアは話し合ったが、結局、ノーグリたちは帝国の支配下に

スローンが村に来る

 

13章

カバラクはスローンに捕まる。

レイア、チューイは孤立

 

14章

ルークはジョマークでシボースと対面

彼が正気を失っているので助けることに

 

暗黒の艦隊上巻のネタバレ感想 面白いけどスローンのカッコ良さが足りない!

今回も面白いです。

ドレッドノート300隻が丸ごと消えるという事件も面白いし、それを帝国と共和国で取り合うのも面白い。

また、同盟軍が帝国軍に対して行った反乱活動の是非についても考えさせられる。

結構面白かったです。

ただ、スローンのカッコ良さがイマイチ発揮されていませんでしたね。

彼が、存在するだけでカッコ良いのは言うまでもありませんが、やっぱり、『帝国の後継者』上巻のような、戦略的な提督としての側面を見たかった。

まぁ、彼の提督としての威厳、ノーグリを支配する方法など、面白い場面もあったので、満足はしています。

 

良い点

  • いろいろな気づきが得られる

前述のように、同盟軍の帝国軍に対しての反乱活動など、色々と考えさせられる点があります。

こういった視点でスターウォーズを観たことがなかったので、今回、気づかせてもらって良かったです。

反乱活動の是非については、後述の新事実とその解説の項目にあります。

 

悪い点

  • 宇宙戦が少ない

宇宙戦が少ないですね。

多分、今回一回くらいしかやっていない気がする。

確かに、ノーグリの星での話、イリック、カードの隠れ家の話など、地上での話が多いので、宇宙戦をやる必要性がないのは分かりますが、やっぱり、宇宙戦を観たかった。

スターウォーズの醍醐味は、特徴的な宇宙戦なので。

それに、宇宙戦での指揮はスローンの提督としての戦略面を観られる良い機会なので、非常に残念でした。

 

新事実とその解説

  • 陸軍と宇宙軍は仲が悪い

帝国軍の話です。

陸軍の将軍の妄想でしかないですが、宇宙軍の将校たちは、陸軍をクズだと思っているらしい笑

何人かは居るかもしれませんが、そんなわけが無いですよね。

 

ちなみに、旧日本軍の陸軍と海軍の仲も悪かったそうです。

これは、予算や支給される食べ物の違いからだそう。

 

『暗黒の艦隊』の陸軍将校は、「陸軍は泥まみれになって戦っているのに、宇宙軍の将校ときたら、軍服にホコリひとつ付けず、紅茶でも飲んでいるのだろう」と言っていました。

 

ちょっと似ていますよね。

これが元ネタか?

 

  • スローンは美術品を見る事で、その人物について理解できる

その種族の美術品を見る事で、種族についてよく理解でき、彼らの性格、性質、戦略などを当てられるそうです。

ヤバすぎる能力ですよね。

やっぱりスローンは、他の提督たちとは違うアプローチをして戦略を立てるので、面白いです。

 

  • スローンも部下を褒める

スローンも部下を褒めるみたいです。

こんだけ頭の良い上司に褒められたら、超嬉しいですね。 

 

  • 部下を精鋭部隊に推薦させる

スローンは、陸軍の隊長に、部下を精鋭部隊に推薦されるそうです。

これは、推薦されるほどの能力を持つ兵士だけの部隊だと良い部隊ができますし、推薦されたいので、部下たちの士気が高まるから。

本当に頭が良いですね。

 

  • 記憶を遡るジェダイの技がある

集中する事で、直近の記憶をビデオのように再生できる能力があります。

もう、なんでもありですね笑

ジェダイ強すぎる。

 

  • レジェンズでは、Bウィングを設計したのはアクバー提督

レジェンズではアクバーが作っているんですね。

ちなみに正史だと、『反乱者たち』で、Bウィングを導入する話があります。

Bウィングを設計したのは、モンカラマリのおっさん(アクバーではない)で、実際に乗って改良したのは、フェニックス中隊のヘラ。

設計だけでみたら、モンカラマリが作っているので同じ。

少し違いますが、大きく設定が逸れるわけでは無いんですね。

 

ちなみに、私はBウィングがメチャクチャ好きです。

あの特徴的なフォルム、モンカラっぽい色、レーザーの発射音。

全てが好き。

 

 

  • モンカラマリ・クルーザーは客船だったが、同盟軍が改良した事で軍艦になった

客船だったんですね。

それを同盟軍が改良して軍艦になったと。

意外と同盟軍の技術って凄い。

 

  • ヴェイダーの後にノーグリの主になったのがスローン

ヴェイダーは戦争が始まった事で、ノーグリの主の座を降り、その地位をスローンに譲ったそうです。

 

つまり、ヴェイダーとスローンは会った事がある!

凄いですね。

この二人の会話を聞いてみたい。

スピンオフ作品でやらないかな?

 

  • ハンは帝国アカデミーにいたが中退した

ハンは帝国アカデミーにいましたが、中退して密輸人になり、その後反乱軍に加わったそうです。

帝国アカデミーにいたとは驚きですね!

彼が帝国軍将校になってたら面白い。

 

ちなみに、正史でも帝国軍アカデミーにいました。(『ハンソロ』での話)

こうやってみると、レジェンズとカノンでも、そこまで設定に違いはないですね。

 

  • 帝国軍と反乱軍の戦いによって、ノーグリの星は荒廃した

だそうです。

帝国軍と反乱軍の戦いで、反乱軍の軍艦がノーグリの星に墜落。

その後、軍艦は化学物質を排出し、それが雨となって、星全体に降る。

結果、ノーグリの星に植物は育たず、荒廃してしまった。

 

戦争をする事で、自由を手に入れられるかもしれないが、その影には沢山の犠牲がある。

とはいえ、帝国軍に反旗を翻さなかったら、独裁的政治によって、もっと苦しむ民が増える。

荒廃した後に同盟軍が援助をすれば良かったんですが、そもそもこう言った状況になっていることに気づかなかったらしいですし、気付いたとしても援助する余力は無かった。

戦争に犠牲は伴うものですが、全く関係のない人まで巻き込むのはやめて欲しいですね。(ただ、戦争をしなかったらノーグリの星も侵略されていた可能性もある。本当に難しい問題です)

  

  • ドレッドノート艦が300隻ほど消えた事件があった

ドレッドノートという強い戦艦が、300隻ほど消えた事件があったそうです。

その艦隊の名前は「カタナ艦隊」で、別名は、「暗黒の艦隊」(ダークフォース)

タイトルのものですね。

このドレッドノート300隻の場所をカードが知っているということで、イザコザが起きそうです。

カードは共和国にドレッドノートを譲ろうとしていますが、部下のマラ・ジェイドは帝国に渡すべきだと主張し、スローンは、船泥棒にドレッドノートを追わせる。

面白い展開になりそうですね。

 

キャラクター紹介

  • スローン大提督

帝国軍の大提督で最高司令官。

メチャクチャ頭が良くて、今作で最もカッコ良いキャラ。

ただ、今回の話では、そこまでカッコ良いポイントがない。

 

  • ルーク

ジェダイの騎士で反乱軍の英雄だが、新共和国体制になってから、幹部にハブられている。

今回、ジェダイマスターのジョーラース・シボースと対面するが、彼が正気を失っていることを知り、彼を助けようとする。

いくらなんでも聖人すぎ。

少しは休んでくれ。

 

  • レイア

新共和国の外交官で、ヴェイダーの娘。(マラ・リー・ウシュ)

お腹にはフォースの強い双子がいるため、シボースに狙われている。

現在は、ノーグリの星でチューイと共に孤立無援状態。

練習中のフォースで乗り切れるか?

 

  • ハン

反乱軍の英雄。

昔は帝国アカデミーにいたらしい。

現在は、ニューコヴでフェイリャの過去を探っている。

今回は登場シーンが少ない。

 

  • ランド

反乱軍の英雄で実業家。

ハンとともに、フェイリャの過去を探っている。

登場シーンが超少ない。

 

  • チューイ

ハンの相棒のウーキー

映画とは違い、自分の気に食わないことは力で解決する。

 

  • カバラク

ノーグリのコマンダー。

レイアに、ノーグリを帝国の支配下から救ってもらおうとするが、怪しまれた為スローンに捕まってしまう。

 

  • タロン・カード

密輸業者で、帝国軍の敵

カタナ艦隊の場所を知っているらしい

 

  • マラ・ジェイド

カードの部下で、元皇帝の手

ある程度はフォースを使える

今後、ジェダイになったり?

 

  • R2

アストロメクドロイドで、ルークの親友。

口は悪いが、共和国側では一番優秀なキャラクター。

可愛い。

 

  • C-3PO 

プロトコルドロイドで、900万以上の言語を話せる。

彼の十八番は途切れることのないおしゃべりなのだが、今回は、ほとんど喋らない。

ちょっと寂しかった。

 

暗黒の艦隊上巻のまとめ

スローンの活躍が少ないですが、カタナ艦隊の設定や、ジェダイの技、ノーグリの星など、面白い話が多くありました。

 

ではまた次回!

 

フォースと共にあらんことを!

スター・ウォーズ 暗黒の艦隊 上 (講談社文庫)

スター・ウォーズ 暗黒の艦隊 上 (講談社文庫)

 

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

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